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東京近郊から日帰りで行ける登山スポットとして人気の『大山』。江戸の人口が100万人の時代に年間20万人が訪れたという。『大山詣り』は2016年(平成28年)に『日本遺産』に認定された。 

降り立ったのは…伊勢原(いせはら)

小田急電鉄小田原線の駅で、1927年(昭和2年)開業。新宿駅〜小田原駅・箱根湯本駅を結ぶ特急ロマンスカーも停車する。

江戸の山岳信仰が息づく『日本遺産』。

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『大山阿夫利神社』は紀元前97年ごろに
創建。

その昔、庶民が集団で参詣していた地がある。神奈川県西部に位置する『大山(おおやま)』だ。古くから山岳信仰の対象として支持を集め、江戸時代には『大山詣(まい)り』がブームになったという。『大山』へのアクセスは小田急電鉄の伊勢原駅が便利。バス、『大山ケーブルカー』を乗り継ぎ、標高1,252mの山頂へ、いざ出発だ。
山道は鬱蒼とした木々と厳かな雰囲気に包まれていた。ひんやりとした空気の中、大小の岩を踏みしめ、登る、登る。ただひたすら登る。途中、急勾配も多いが、ただ前進あるのみ。90分ほど登っただろうか。山頂が見えた時のうれしさといったら!絶景と相まって、その達成感は忘れられない。
山頂にある『大山阿夫利(おおやまあふり)神社』の本社、中腹にある下社へ参拝し、『雨降山(あぶりさん) 大山寺(おおやまでら)』へ。関東三大不動として知られるこの寺は、紅葉の名所。美しい紅葉を愛でながら、秋の風景も大いに楽しんだ。 

下山後の楽しみは昼食だ。水がいい大山は豆腐が有名。江戸の参拝者は、当時まだ珍しかった絹豆腐の味わいに舌つづみを打ち、疲れを癒したという。『こま参道』にある『とうふ処 小川家』の名物は『季節のとうふ会席』。ごま豆腐、揚げ出し豆腐、豆乳仕立ての湯豆腐……と異なる豆腐の味わいが楽しく、大豆の優しい甘味が染み渡った。
江戸人も親しんだ山と名物の味。かつてと変わらぬ姿のまま、『大山』は今日も人々を迎えている。

伊勢原の魅力をさらに満喫!

金子屋支店

江戸時代から続く『大山こま』の老舗。『大山こま』はよく回ることから、家内安全や金運、商売繁盛の象徴として創業時から人気の特産品。現在は8代目が伝統の技を守り続け、手作りしている。直径約5mmの超ミニゴマから約12㎝の特大コマまで15種以上(¥450〜)。根付ストラップやスマホイヤホンジャックのカバーなども人気。

湧水工房

元禄年間より伝わる大山豆腐の味を受け継ぐ豆腐販売店。最上級の丸大豆、伊豆大島の天然海水にがり、大山の湧水で手作りする豆腐は、大豆のコクと優しい甘味が広がる逸品。『大山とうふ きぬ』(¥270)のほか、黒ゴマ、シソ、味噌漬けなどがそろう。店内で座って味わうことも可能。無料配布のおからも、おみやげに。

kurumi from Wood Craft(クルミ フロム ウッド クラフト)

大山ケーブルカーの阿夫利神社駅すぐの場所にあるリノベーションカフェで、モダンな店構えが目を引く。アンティークの棚や天然古木のテーブルなどを配した店内は、癒しの空間。大山豆腐を使ったパンケーキ(¥1,050〜)、大山の天然水から作る炭酸水の自家製ドリンクなど、メニューにもこだわりがあふれている。

今回の列車タビは小田急電鉄で行こう!

東京都と神奈川県を結ぶ大手私鉄。小田原線、江ノ島線、多摩線の3路線を運行。

『丹沢・大山フリーパス』でおトクに!

小田急線往復、乗り降り自由(本厚木ー渋沢)、神奈川中央交通バス(指定区間)のセット。大山ケーブルカー付きのフリーパスも。

2018年11月1日時点の情報です

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