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ソラタネについて

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『たこめしセット』(¥850)。干しダコにゴボウ、ニンジン、ヒジキを加えて昔ながらの製法で作る混ぜ込みご飯。うどんまたはそば、小鉢、漬物付き。

『びっくり焼き』(1個¥300)。上から天つゆ味、
ソース味。干しエビ、コーン、タコステーキ、餅な
ど8つの具が入る。

エメラルドグリーンに輝く風光明媚な多島海。熊本県南西部に浮かぶ天草は、有明海、八代海、天草西海、天草灘の4つの海に囲まれていることから、驚くほど多種多様な魚介が水揚げされる。ウニや伊勢エビといった高級食材に目が留まりがちだが、今回おすすめしたいのは天草市有明町特産のタコ。実はこのタコ、漁獲量日本一を誇り、“明石の宝石”とまでいわれる兵庫県明石市の『明石だこ』の祖先なのだ。明石だこは1963年(昭和38年)の大冷害で一度死滅してしまい、「もう一度タコを呼び戻すために明石に勝るとも劣らない美味しいタコを放流しよう」と選ばれたのが天草のタコである。九州からタコを運び放流したことで、明石だこは今日の隆盛に至っているそうだ。
有明町は、2004年(平成16年)から『タコによるまちづくり』が進められており、国道324号線は『天草ありあけタコ街道』と呼ばれ、通り沿いに2体の大きなタコのオブジェが並んでいる。そのオブジェのすぐ目の前に建つのが、町のランドマークである『道の駅 有明』だ。日帰り温泉館『有明温泉 さざ波の湯』や、夏場は多くの海水浴客で賑わう『四郎ヶ浜ビーチ』などが隣接する、観光の複合スポットとなっている。
館内に足を踏み入れると、目に飛び込んでくるのはユニークなタコ関連商品の数々。オクトパスにちなみ、「部屋に置くと試験にパス(合格)できる」というタコのぬいぐるみは受験生に人気なのだそう。天草産のタコと塩を使ったせんべいなど加工品も充実する。
物産館に併設するレストランからは有明海を一望でき、天草の海の幸・山の幸をふんだんに取り入れた料理を味わえる。「『道の駅 有明』は、まさに天草の玄関口。ここで地元の食材を知ってもらい、外へ広めていけたらうれしい」とスタッフの奥野洋幸さん。郷土料理である『たこめし』のほか、甘辛く煮込んだタコステーキの天ぷらがのる『タコ天丼』など、創作料理も展開する。「タコが美味しく成長している理由は、有明海は干満の差が大きいためタコの運動量が多いこと。そして、栄養に富んだ河川水の影響により海草が豊富なので、タコの餌となる貝やカニ類がたくさん棲息していることです。濃厚な身の味や、一般的なタコとの食感の違いを感じてほしい」と奥野さんは話す。旬は6~8月と、まさにこれからが本番。この時期を逃す手はない。

波打つような曲線の屋根が目印。

道の駅 有明

  • 熊本県天草市有明町上津浦1955

  • 0969-53-1565

  • 9:00~18:00、レストラン10:00~17:00(LO)

  • なし

  • 100席(禁煙)

  • 150台(共用、無料)

  • 九州自動車道松橋ICより車で約1時間15分

2018年6月1日時点の情報です

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