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ソラタネについて

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自家用布として、素朴な縦縞や格子文様から始まった『大島紬』。現在では、花や蝶などを精緻な絣文様で表現している。職人たちは時代に合わせ、技術を高めながら、新たな作品への挑戦を続ける。

縦と横の糸が織りなす気品漂う独特の絣文様(かすりもんよう)

軽くてしわになりにくい生地と独特の絣文様が魅力で、”憧れの着物”と称される『大島紬』。1300年以上前から受け継がれる、日本でもっとも長い伝統を持つ織物だ。最大の特徴は”2度織る”こと。絣文様を染めるため、図案の構成に始まり、絹糸を織締め(糸を平織りにして染める)して全解し、機織りする。織ってから染めるのではなく、染めた糸を織って美しい絣模様を作り出す。完成までに要する工程は30以上にもわたる。各工程ごとに職人が存在し、ひとつ終わると次の職人へとつなぐ。チームワークによって素晴らしい作品ができあがるのだ。
希少な『白大島』を製造する『株式会社 村中』では、会長の村中紫峰(しほう)さん、息子で社長の村中紫善(しぜん)さん、工場長の徳田豊光(とよみつ)さんの3人が伝統工芸士の指定を受けている。「職人は、ピーク時に比べると、およそ1/20に激減しました。この仕事を継いだのは、伝統を絶やさないという責任はもちろん、それ以上に美しい絣文様を作り出すことがおもしろいから。時代に合わせた大島紬を作ることがやりがいです」と若き社長の紫善さん。100年以上にわたって着られることから”親子三代、大島紬”といわれる大島紬。そんな大島紬のように伝統を受け継ぐ村中さん親子の思いが、織り目のひとつひとつから感じられる。

株式会社 村中

1953年(昭和28年)に創業した、老舗の織元。大島紬の中でも1~2割しか作られない、希少な『白大島』を専門に手掛ける。同社の作品には、『内閣総理大臣賞』を受賞したものも。鹿児島をはじめ、全国に多くの支持者を持つ。工場で直接買い付けも可能(必ず事前に連絡を)。

  • 鹿児島市三和町21-10

  • 099-254-3301
  • 8:30~18:00

  • 日、祝

  • 2台(無料)

大島紬取り扱いスポット

奄美の里サウスヴィラガーデン

奄美の自然や文化に触れられる総合施設。奄美生活資料館や大島紬の工場見学を楽しめる。大島紬の手織体験も可(入園券セット¥3,540)。

  • 鹿児島市南栄1-8-1

  • 099-268-0331
  • 9:00~17:00(最終受付16:30、手織体験は要予約)

  • 1/1(祝)~1/4(木)

  • 大人¥400、高校生¥300、小中学生¥200

  • 150台(無料)

鹿児島ブランドショップ

大島紬をはじめ、鹿児島県内の特産品約2,100アイテムがそろう。特産品コンクールの受賞商品など、話題性のある商品が満載。

  • 鹿児島市名山町9-1 県産業会館1F

  • 099-225-6120
  • 9:00~18:00

  • 1/1(祝)~1/3(水)

  • 5台(無料)

かご市(いち)

天文館にある特産品市場。2階で大島紬の小物を販売する。県北から県南まで、鹿児島のグルメや特産品が並び、焼酎の試飲も可。

  • 鹿児島市東千石町15-21

  • 099-224-1093
  • 9:30~19:00

  • 1/1(祝)

  • なし

和の匠 新左ェ門

シルク衣装専門店『チャームブライダル』1階。大島紬の小物や反物を販売。着付け教室も行い、帯や小物などトータルコーディネートを提案。

  • 鹿児島市住吉町7-11

  • 099-222-5416
  • 10:00~18:00

  • 水、第2木

  • 4台(無料)

2018年1月1日時点の情報です

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