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ソラタネについて

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その名の通り、轆轤(ろくろ)を使って皿や茶筒などの丸い形の製品に仕上げる木工工芸『宮崎ロクロ工芸品』。製材、荒削り、乾燥、仕上げ、磨きという一連の工程は一人の職人によって行われ、高度な技術が要求される。

木目を活かして加工するオンリーワンの工芸品

優美な曲線と木肌の温もりが特徴的な宮崎ロクロ工芸品。クワやケヤキを原材料とし、轆轤で廻しながら丸みを帯びた形へと仕上げていく。木目を活かした見た目も特徴で、材木によって個性が出るのも魅力のひとつだ。碁石を入れる『碁笥(ごけ)』をはじめ、カップや湯呑みなどの日常使いの製品が製作される。霧島山麓の豊かな自然に恵まれた都城市では、都城大弓(だいきゅう)や木刀などの工芸品作りが盛んで、宮崎ロクロ工芸品は1985年(昭和60年)に、宮崎県伝統的工芸品に指定された。
都城市安久(やすひさ)町に工房を構える『山之上(やまのうえ)木工ろくろ工芸』の山之上弘美さんは、宮崎ロクロ工芸品作りに従事して約35年。2018年(平成30年)に伝統工芸士に認定された。
碁笥を専門的に製作する『元吉製作所』(都城市)で24年間修業し、独立後の9年間、大分県佐伯市に移住。漁師町の佐伯で需要が多い寿司桶の製作など、新たな工芸品にも挑戦する。「ロクロ工芸品は美しい丸みとガラスのような光沢が最大の魅力。その真価は触ってこそわかるので、少しでもガサつきがないように気を付けています」と山之上さん。長年の経験で培った指の感覚を頼りに、慎重に削り、磨く時間は一点集中。そうして仕上がる製品の、木工品とは思えないなめらかな肌触りに感動を覚えることだろう。

山之上木工ろくろ工芸

2017年(平成29年)に大分県佐伯市から都城市へと戻った山之上さんが開いた工房。碁笥や寿司桶、皿などを製作している。ほとんどはオーダーメイドだが、大分県佐伯市蒲江の食事処兼漁村民泊『心も体も大漁や』(予約制 TEL:090-1192-0277)で製品を一部販売する。

  • 宮崎県都城市安久町5955-1

  • 090-1169-2416

  • 9:00~17:00

  • 不定

  • 1台(無料)

  • 基本的に受注生産のため要問い合わせ

宮崎ロクロ工芸品取り扱いスポット

道の駅都城 技の見学館

都城市が誇る工芸品等の展示コーナーがあり、宮崎ロクロ工芸品や都城大弓を展示。売店では、市内の工房の製品も販売している。

  • 宮崎県都城市都北町5225-1

  • 0986-38-4561

  • 9:00~17:00

  • 12/29~1/3

  • 159台(無料)

みやざき物産館 KONNE(コンネ)

宮崎県庁内のアンテナショップ。県内の特産品や食品、加工品が約2,500種そろう。工芸品のコーナーでは宮崎ロクロ工芸品も販売する。

  • 宮崎市宮田町1-6 宮崎県庁8号館1F

  • 0985-22-7389

  • 9:00~18:30

  • 1/1

  • 宮崎県庁の外来駐車場を利用

2019年7月1日時点の情報です

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