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ソラタネについて

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『日田杉』を原料に、大分県日田市内の下駄工房で地元の下駄職人によりひとつひとつ作られる『日田下駄』。軽量で柔らかく丈夫な杉の木を使うことで、軽やかな履き心地となり、快適な歩みに導いてくれる。

軽く丈夫で履きやすい普段使いの工芸品

城下町・日田の町並みによく似合う、「カランコロン」という軽やかな日田下駄の音。日田市は、静岡市(静岡県)、福山市(広島県)と並び、“日本の下駄3大産地”のひとつに挙げられる。日田で下駄作りが始まったのは、天保年間(1830~1844年)のこと。“軽くて履きやすい”と人気を集め、最盛期の昭和初期には工房の数は200以上、年間2000万足も生産されたという。生活様式の変化に伴い、下駄の需要は減っていったが、現在も市内9つの工房で、サンダルや室内履きなど現代的な要素を取り入れた下駄が作られる。
『うらつか工房』は、1949年(昭和24年)に創業し、現在は2代目の浦塚重行(しげゆき)さんが代表を務める。日田下駄の製造は、分業で行われることがほとんど。杉の角材を下駄の木地に加工し、表面に“焼き”や“塗り”を施して鼻緒をすげる、というのが一連の流れだ。そのなかで『うらつか工房』は木地作りを担当する。『大分日田げた組合』の組合長でもある浦塚さんは、「今は海外製の安価な下駄が並行して販売される時代。日田下駄本来の品質を伝えられるよう、ブランド力を上げたい」と語る。組合では品質を守るため商標登録などで差別化。“メイドイン日田”の素晴らしさを広めるため、伝統を繋ぎながら、新たな下駄作りに挑戦し続ける。

うらつか工房

伝統的なものからファッション性の高いものまで、約30種の下駄を製造。『BEAMS』などの服飾ブランドとのコラボ商品を作るなど、意欲的に日田下駄のブランディングに貢献する。所属する『大分日田げた組合』の活動内容や詳細はWEBを参照。

  • 大分県日田市吹上町4-41

  • 0973-22-8839

  • 8:00~17:00

  • 日祝

  • 2台(無料)

日田下駄取り扱いスポット

日田玖珠(くす)地域産業振興センター

日田の特産品や工芸品を種類豊富に取り扱う物産館。日田下駄は市内9軒の製品を取りそろえる。下駄の鼻緒すげ体験も(¥2,500~)。

  • 大分県日田市三本松2-3-1

  • 0973-22-3115(鼻緒すげ体験は2週間前までに要予約)

  • 9:00~17:45

  • 月(祝の場合営業)

  • 60台(無料)

天領日田はきもの資料館 足駄(あした)や

高さ4mの『日本一の杉げた』が名物。1階では話題の『一本歯下駄』などの日田下駄を販売し、2階の資料館では日本各地の下駄を展示する。

  • 大分県日田市豆田町3-11

  • 0973-28-6064

  • 10:00~17:00

  • 不定

  • 資料館入場料¥100

  • なし

Life design shop Areas(エリアス)

ソファや陶器、日田下駄など、日田で作られる工芸雑貨をオリジナル商品化して販売。デザイン性が高いものばかりでギフトにも最適。

  • 大分県日田市豆田町7-20

  • 050-1048-7757

  • 9:30~19:00

  • 不定

  • なし

サッポロビール(株)九州日田工場 物産館『森の風』

大分県の特産品や工芸品を販売。イートインもでき、工場見学やビール園での食事後に休憩も。

  • 大分県日田市高瀬6979

  • 0973-29-8477

  • 11:00~16:00、
    土日祝 10:00~17:00

  • 水、年末年始

  • 160台(無料)

2019年8月1日時点の情報です

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