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琉球王朝の時代から長い歴史を継ぐ『やちむん』は、沖縄の波乱の時代を乗り越えてきた島の伝統工芸品。壺屋(つぼや)地区は今も、やちむんの歴史の最前線だ。

時代に寄り添いながら進化し続ける伝統工芸

『やちむん』とは、沖縄の方言で焼き物のこと。沖縄県那覇市の壺屋地区が、やちむんの町として知られていて、現在、『壺屋やちむん通り』は観光客にも人気のエリアとなっている。
1682年、沖縄各地に点在していた窯場が琉球王府によって壺屋に集められた。ここで生まれる焼き物は『壺屋焼』と呼ばれ、現在もその伝統工法が受け継がれている。
『壺屋焼窯元 育陶園(いくとうえん)』も壺屋の窯元のひとつ。6代目の高江洲忠(たかえすただし)さんを筆頭に、やちむんを作り続けている。
「壺屋焼と呼ばれるのは、この土地の土を使っているかどうか。あとは“赤絵”も特徴的だけど、絶対にこうじゃなきゃダメというのはないよ」という高江洲さんの言葉通り、沖縄らしい大らかさや、時代にうまく寄り添い、変化をいとわないたくましさも、やちむんの魅力のひとつだ。「育陶園で今一番人気のある“線彫り”は、実は100年ほど前に流行したもの。琉球古典焼に施されていたんだけど、今見ても新しいなと思って取り入れた。育陶園でしか作れないものを作らないとね」。
『壺屋やちむん通り』にコンセプトの違う3店舗を展開したり、デザイナーとコラボするなど、常に新しいやちむんを追求し続ける窯元は、まさに、“沖縄のやちむん”を体現している。

壺屋焼窯元 育陶園

壺屋やちむん通りにある直営店では、“線彫り”や“赤絵”を施したやちむんのほか、シーサーも販売している。また、『壺屋焼やちむん道場』では、実際にやちむんやシーサー作りが体験できる(¥3,240~)。体験は、WEBサイトや電話で事前に予約が必要。

  • 沖縄県那覇市壺屋1-22-33

  • 098-866-1635

  • 10:00~18:30

  • 1/1、1/2

  • なし

やちむん取り扱いスポット

Kamany(カマニー)

「時を味わう器」がテーマの店。デザインや色合いが斬新な新しい壺屋焼に出合える育陶園の系列店。『BASANAI(バサナイ)』シリーズなどが人気。

  • 沖縄県那覇市壺屋1-22-33

  • 098-866-1635(育陶園代表)

  • 10:30~18:30

  • 1/1、1/2、不定

  • なし

guma guwa(グマーグワー)

「楽しい朝」をコンセプトにした育陶園の系列店。かわいらしいデザインのやちむんがそろう。沖縄の古民家を利用した店舗もかわいい。

  • 沖縄県那覇市壺屋1-16-21

  • 098-911-5361

  • 10:30~18:30

  • 1/1、1/2

  • なし

ゆいまーる沖縄 本店
<Storage(ストレージ) & Lab.(ラボ)>

やちむん、琉球ガラス、染物に織物など、沖縄で生まれた工芸品と食品を取り扱っている。

  • 沖縄県島尻郡南風原町宮平652

  • 098-882-6995

  • 11:00~18:00

  • 木、6/23(沖縄慰霊の日)、12/31~1/3

  • 16台(無料)

樂園百貨店

バイヤーが選び抜いた沖縄のスタイリッシュな工芸品や食品などを販売。個性的な一品が見つかる。沖縄以外のアイテムも取り扱う。

  • 沖縄県那覇市久茂地1-1-1 デパートリウボウ2F

  • 098-867-1171(代表)

  • 10:00~21:00

  • 1/1

  • 施設駐車場利用(有料、利用金額で優待あり)

2019年9月1日時点の情報です

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