京成電鉄・京成成田駅
江戸時代から栄えたレトロな門前町で“成田詣”を。
降り立ったのは…片瀬江ノ島(かたせえのしま)駅
小田急電鉄江ノ島線の駅。竜宮城をイメージしたデザインで知られる。現在、改良工事中で、2020年(令和2年)5月に完成予定。
起伏に富む島内。
秋の行楽シーズン真っ盛り、ということで、今回は神奈川県の湘南地区にある『江の島』へ。小田急電鉄の片瀬江ノ島駅に降り立つと、潮の香りがふわり。海がすぐ近くにあることを感じ、心が躍る。
海上に架かる『江の島弁天橋』を歩いて島に上陸。みやげ物店などが並ぶ参道を上ると、『江島(えのしま)神社』が見えてきた。祀られるのは、天照大神(あまてらすおおみかみ)が須佐之男命(すさのおのみこと)と誓約した時に生まれた三姉妹の女神。『江島弁財天』として長く信仰され、海の守護神であるほか、幸福・財宝を招き、芸道上達の功徳(くどく)もあるという。江の島を造ったと伝わる弁財天と五頭龍(ごづりゅう)の恋物語が残ることから、縁結びのご利益もあるのだとか。
長さ389mの『江の島弁天橋』を渡り『江の島』へ。
島の入口に立つ『青銅の鳥居』。
『江島神社』には3つのお宮があり、もっとも奥にあるのが長女を祀る『奥津宮(おくつみや)』。
縁結びの絵馬(¥500)。
次女の女神を祀る『中津宮(なかつみや)』。
3~6『江島神社』
塔は高さ59.8m。
緑あふれる島にまさにロウソクのように立つ『江の島シーキャンドル(展望灯台)』も、江の島のシンボルのひとつだ。展望フロアから見渡すパノラマは圧巻! 箱根や三崎方面をはじめ、天気の良い日には大島なども見えるそうだ。
この時季に江の島を訪れたら、特産のシラス料理は外せない。お目当ては3~12月の漁解禁期間にしか味わえない生シラス。磯料理が自慢の『江之島亭』では丼や定食などで楽しめる。湘南を望むベランダ席で、新鮮なシラスを味わう幸せといったら! 旬の魚介も豊富にそろい、地元の味を満喫した。
海に囲まれ、潮風に吹かれ、のんびり島を歩いて心の洗濯も充電も完了。やはり、島はいいものだ。
展望フロアは屋内が高さ37.9m、屋外が41.7m。陸と島を結ぶ『江の島弁天橋』も、はっきりと見ることができる。
『生・釜揚げしらす丼』(¥1,320)。地元漁師から毎朝仕入れる生シラスはとろ~りほろ苦、釜揚げはふわふわ。生シラスは不漁の日はメニューにないのでご注意を。
海を見下ろすベランダ席は絶景!
1909年(明治42年)創業、4代続く老舗。三崎『七善』から仕入れるマグロなども楽しめる。
写真7~9『江の島シーキャンドル(展望灯台)』
写真10~12『江之島亭』
小さな店内に色とりどりに輝くガラス製品をそろえる専門店。約3,000点のなかでも特に人気なのが、江の島にまつわるモチーフのオリジナル製品。『妙音弁財天』(¥1,430)、『五彩龍』(¥1,650)、『シラス』(¥275)など、すべて自社工房で手作りされたものだ。猫形の『江のニャン』(¥440~)や季節のアイテムも人気。
神奈川県藤沢市江の島1-4-13
名物は、1902年(明治35年)の創業時に考案されて以来、江の島の名物として知られる『元祖海苔羊羹』(ミニ¥450~)。白インゲンのあんに、かつては島周辺で採れたという青海苔を混ぜたもので、上品な甘さの中にふわりと広がる海苔の香りが絶妙だ。ドリンク付きの『名物羊羹セット』(¥600)でひと休みするのもおすすめ。
神奈川県藤沢市江の島2-5-25
相模湾に面し、江の島や富士山を望む開放的なロケーションを最大限に活用。地域の特産品であるシラスを世界で初めて繁殖展示した『シラスサイエンス』、約60年の飼育研究を活かした幻想的な『クラゲファンタジーホール』などのほか、イルカやアシカたちの楽しいショーや触れ合いプログラムなどもぜひ体験したい。
神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1
神奈川県藤沢市江の島2-3-8
参拝自由
なし
参拝無料
なし
駅から徒歩15分
神奈川県藤沢市江の島2-3-28 江の島サムエル・コッキング苑内
9:00~20:00(最終入場19:30)
なし
昇塔料大人¥300、小学生¥150(11/23(祝)より大人¥500、小学生¥250)、小学生未満無料※別途、江の島サムエル・コッキング苑の入苑料(大人¥200、小学生¥100)が必要
なし
駅から徒歩20分
神奈川県藤沢市江の島2-6-5
10:30~18:00(LO17:30)、土日祝10:30~19:00(LO18:30) ※季節により変動あり
荒天時
122席(禁煙)
なし
駅から徒歩25分
東京都と神奈川県を結ぶ大手私鉄。小田原線、江ノ島線、多摩線の3路線を運行。
『江の島・鎌倉フリーパス』でおトクに!
小田急線(藤沢~片瀬江ノ島)と江ノ電が1日乗り降り自由+発駅~藤沢の往復きっぷ。
周辺の19施設の優待・割引も。
2019年11月1日時点の情報です
江戸時代から栄えたレトロな門前町で“成田詣”を。
女神の恋物語も伝わるロマンチックな湘南の島をひと巡り。
潮風と異文化が薫るエキゾチック・タウン、横須賀・汐入を散策。
蔵造りの町でしばし時間を忘れて“小江戸”さんぽ。
懐かしい面影を残す都会の門前町で幸福を祈願。
古刹の門前町で名物のそばと『鬼太郎』聖地巡礼。