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ぐるりと山々に囲まれた日田盆地を中心とし、豊かな自然と歴史情緒あふれる町並みが残る日田。
三隈川をはじめ、良質の水資源に恵まれることから『水郷』とも呼ばれる。
“すいごう”と濁らず“すいきょう”と読むのは、日田が生む名水が澄んでいるからという説もあるほど。
歴史情緒と名水を育む日田の魅力と出合う旅へ出かけよう。

郷土の先哲・廣瀬淡窓の理念を今に伝える

さあ、日田の旅は日本遺産にも登録された史跡からはじめよう。『国史跡 咸宜園(かんぎえん)跡』は、儒学者・廣瀬淡窓(ひろせたんそう)が開いた私塾の遺構。“咸宜”とはすべてよろしいという意味で、個性を尊重する教育理念が込められている。学歴・年齢・身分を問わず入門でき、学力評価は実力主義を徹底するなど門下生を平等に教育。約5,000人が巣立った江戸期最大規模の私塾だった。
敷地内には『咸宜園教育研究センター』もあり、『咸宜園』に関する展示を行うほか、淡窓の思想を学ぶことができる。独自の“敬天”思想を確立し、1万の善を積むことを目標に『万善簿』を記録するなど、教育者として清廉であろうと努めた淡窓の人物像は興味深い。
「鋭きも鈍きも共に捨てがたし 錐(きり)と槌(つち)とに使い分けなば」(鋭いものも鈍いものも捨てがたい。錐も槌も役目があり、使い分けが必要だ)。これは日田市のある小学校の石碑に刻まれた『淡窓いろは歌』の一首。個性と才能を伸ばす淡窓の理念は今も受け継がれている。

SPOT(A)国史跡 咸宜園跡

  • 大分県日田市淡窓2-2-13

  • 0973-22-0268

  • 9:00~16:30

  • なし

  • 入園無料

  • 10台(無料)

  • 大分空港より車で約90分

2018年10月1日時点の情報です

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