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ソラタネについて

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『三笠野』(1個¥160、6個入り¥1,030)。昔と変わらぬ材料、製法を守り続けている。

旅の最後は伝統菓子で締めくくるとしよう。1804年(文化元年)創業の『但馬屋老舗』。岡藩の御用菓子司として、城下町竹田とともに歩んできた。
代表銘菓である『三笠野(みかさの)』は、岡藩の献上菓子だった由緒ある逸品。店内では焼きたてを味わうこともでき、焼きたては皮の部分がパリパリと香ばしく、竹田の名水で炊いたあんこは舌の上でサラリと溶ける。『三笠野』を焼く匂いは、自宅(『旧竹田荘』)にいた田能村竹田の元まで届いたそうで、匂いにつられてたびたび店を訪れたそうだ。献上菓子とは本来庶民が味わえないものなのだが、こっそりおこぼれにあずかっていたという逸話が微笑ましい。
たったひとつの和菓子で、偉人が急に身近な存在に思えてくる。だがそれは、この町が歴史や伝統を紡いできたからこそ。森も然り、名水も然り。竹田には守られてきたものがある。そして、守られてきたからこそ、育まれるものがある。竹田の地は、次代に渡さなければならないものを教えてくれる。

SPOT(J)但馬屋老舗

  • 大分県竹田市竹田町40

  • 0974-63-1811

  • 8:00~18:30、
    喫茶9:30~18:00(LO17:30)

  • 不定

  • 10台(無料)

  • 阿蘇くまもと空港より車で約90分

2019年4月1日時点の情報です

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