座間味島・那覇市
世界が恋する沖縄の“青と白”を訪ねて
ループ橋の形状をした天草瀬戸大橋。本渡(ほんど)自慢の絶景を見ながら食事ができるのもいい。
キラキラ光る海を見つつ、天草の道を走っていると、 途中、そう遠くない海上に、枠で仕切られたプールのようなものを目にする。海面に機械が浮かび、水しぶきを上げながら縦横無尽に動いている。天草は車海老の養殖が盛んで、このプールはその養殖場。これらの風景を見ると天草に来たなあという気がいつもする。豊かな海が、車海老を育てる。
『海老の宮川(みやがわ) 亀川(かめがわ)店』の母体は車海老の養殖業を営み、ここは直営の飲食店。大半は東京や大阪といった主要な市場に出荷されているという。エビの王様ともいわれる高級食材を、新鮮かつ、リーズナブルに味わえる穴場だ。
おどり、天ぷら、塩焼きと、ひと通り味わえる『海老会席』を注文した。おどりは身が透明でトロリと甘い。衣で旨味を閉じ込めた天ぷらはプリプリの食感。加熱することで水分が飛び、甘さがより増すわけだ。頭も尻尾もカラリと焼いた塩焼きは、パリパリとしていて、香りも鮮やかだ。出張などでよく訪れる人には、会席を食べたあと、塩焼きを単品で追加する人もいるそうだ。その気持ちはよくわかる。
おどり、天ぷら、塩焼き、小鉢、茶碗蒸し、ご飯、赤だし、香の物、デザートが付く『海老会席』(¥2,580)がお得。天丼などもある。
熊本県天草市亀場町亀川1886-24
11:00〜14:30(LO)、17:00〜20:00(LO)
不定
68席(禁煙)
15台(無料)
阿蘇くまもと空港より車で約120分
2019年11月1日時点の情報です