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ソラタネについて

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趣深い店内。

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「この建物には力がある」と語る河野さん。

あちこちで湯気が立ち昇り、硫黄の匂いが漂うと、別府に来たという実感が増す。『別府八湯』のひとつである鉄輪(かんなわ)温泉は、ノスタルジックな湯治場の雰囲気が色濃く残る場所。ランチは温泉情緒とセットで味わうことにした。
『ここちカフェ むすびの』は、明治時代に建てられたという元医院を再生したカフェ。店主は、丸眼鏡と口ひげがトレードマークの河野健司さん。抜けきれないイントネーションで、すぐに関西出身だとわかった。20年ほど前に大阪から移住したそうで、ボランティアガイドを通じてこの建物の存在を知り、カフェを始めたそうだ。
ランチは日替りの『むすびのランチ』をオーダー。この日のメインはブリのアラ煮。必ず付く自家製豆腐は温かく、大豆の香りがふわり。スウィーツも自家製で甘すぎず、素朴さが懐かしい。
食事を終え、コーヒーをすすりながら窓の外を見る。見てはいるが、何かを見ているわけではない。ただただゆっくり、穏やかに。ここにいる、という行為そのものがとても贅沢に思える。

SPOT(H)ここちカフェ むすびの

  • 大分県別府市鉄輪上1組

  • 0977-66-0156

  • 8:30〜18:00、火・金は11:30〜18:00

  • 木・金(不定)

  • 17席(禁煙)

  • 8台(無料)

  • 大分空港より車で約45分

2020年4月1日時点の情報です

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