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『プレミアムもも焼き』(大・¥2,860)。香ばしい炭の香りにオリジナルブレンドのユズゴショウが合う。キュウリの付け合わせでさっぱりと。

宮崎には、鶏の名物料理・炭火モモ焼きがある。戦後の復興期に屋台で生まれたといわれ、今や県内どこの居酒屋でも見られるほどだ。鶏料理文化の発展を目指し、宮崎県は1985年(昭和60年)からブランド鶏の開発に着手。10年以上の研究を重ね誕生させたのが『みやざき地鶏』、のちの『みやざき地頭鶏(じとっこ)』である。名前の由来は江戸時代、地頭職に献上されていた『地頭鶏』が原種であることから。この鶏を、開発当初から扱ってきたのが『ぐんけいグループ』創業者の黒木賢二さんだ。『ぐんけい』は『みやざき地鶏 第1号販売店』、そして『みやざき地頭鶏指定店 第1号』でもある。
『みやざき地頭鶏』の、ほどよい弾力と柔らかい食感がモモ焼きにぴったりだと感じた黒木さんは、1990年(平成2年)に宮崎市花ヶ島に『ぐんけい』をオープン。当時、県内では噛み応えのあるモモ焼きが主流だったが、モモ焼きになじみのない県外客や初めて試す人から『みやざき地頭鶏』の美味しさがクチコミで広がり、県民にも浸透した。
ここで扱う鶏は、同グループの『ぐんけい農園』(宮崎市高岡町)で育てられている。早くから自社農場を設立しており、県から供給される雛(ひな)を直営養鶏場で、林間放し飼いという独自の方法で飼育。山の一部を買い取って切り開いた広大な敷地で、厳選した飼料を与え、のびのびと育てた『みやざき地頭鶏』。現在は『本店隠蔵(かくしぐら)』と『宮崎駅前店きてん』で、あらゆる部位を使った料理が楽しめる。看板料理は、もちろんモモ焼き。味付けは、天然の粗塩にダシを組み合わせた自家製の“炒り塩”のみ。火力の強いオガ備長炭に鶏脂を落として一気に炎を上げ、ミディアムレアに仕上げる。『本店隠蔵』の佐藤 裕店長は「この焼き加減が命。どのタイミングでどれだけの炎を上げるか、体で学ぶのに数年はかかります」と話す。熱々の鉄板で運ばれるモモ焼きは、確かにしっかりした弾力、中はジューシーさが残っている。何度も試行錯誤した技がこの味を作り上げた。噛みしめるほどに感動が広がっていく。

店は目抜き通りから1本西側にある西銀座通り沿い。『隠蔵』という名前の通り、蔵の外観が目印。

みやざき地頭鶏専門店
ぐんけい 本店隠蔵

  • 宮崎市中央通8-12

  • 0985-28-4365

  • 17:00〜24:00(LO23:00)

  • 不定

  • 84席(分煙)

  • なし

  • JR宮崎駅より徒歩15分

2019年11月1日時点の情報です

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