

熊本県の宇土半島の先端に位置した町です。
海が近く宇土半島の最先端にある三角西港は「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産として世界文化遺産にも登録されています。
ソラシドエコファームはソラシドエアがメインスポンサーを務める移住マッチングイベント「九州移住ドラフト会議(主催:九州地域間連携推進機構株式会社)」の「ソラシドエアと一緒に実現したいプロジェクト」で株式会社イノPが提案し、ソラシドエア就航20周年記念事業のひとつとして採択された企画です。
株式会社イノPと共に、鳥獣被害を受ける農作物や耕作放棄地の課題へ向き合うための農園を2023年5月に開園しました。
熊本県宇城市三角町(宇土半島)ではイノシシによる農作物への被害が課題となっています。そこで地元の若手農家が自ら立ち上がり、イノシシの駆除を行っています。捕獲されたイノシシは食肉(ジビエ)に加工されるほか、内臓や食肉に不向きな個体は、堆肥加工されます。株式会社イノPは、熊本県内の若手農家が立ち上げた「くまもと☆農家ハンター」が母体で、IT技術を利用した狩猟技術の確立や、ジビエ加工や堆肥化による循環型対策を進めています。
2023年5月21日に、株式会社イノPや地域の方々と共に、サツマイモの植え付けやトウモロコシの種を蒔きました。また、訪れた人が笑顔になれるよう、ソラシドエアの社内公募で決定した花(ペンタス・マリーゴールド・日日草)を畑の一部に植えました。これらの植物・花々の成長を通じ、ソラシドエアのブランドプロミス「空から笑顔の種をまく。」を体現する大きな花となり実となることを願っています。
サツマイモやトウモロコシの他に、二酸化炭素の吸収が杉の約4倍ほどであり、4~5年で木材として利用できる早生桐を植え、耕作放棄地の活用と同時に脱炭素に向けた取り組みを進めています。
これから、ソラシドエコファームが農地再生のシンボル的な場所となるよう、環境保全意識の啓発に繋がる地域密着型の活動に取り組んでまいります。
春の植え付けイベント当日は、地域の皆さんと共に植え付けなどの作業に取り組みました。作業終了後は地域の皆さんと交流ができ、楽しい時間を過ごしました。
ソラシドエアは、2018年から「九州移住ドラフト会議」のスポンサーを務めています。これまで担当として携わらせていただいた中でもこの「ソラシドエコファーム」の取り組みは、地域の抱える課題解決へのひとつの種となり、今後ソラシドエアを通じた大きな輪へと成長し、繋がっていくことを願っています。まずは最初の一歩として、再生された耕作放棄地であった畑に実りが生まれることを楽しみにしています。