キャンペーン [ Campaign ]

琉球王国の雅な文化を今に伝える工芸品「琉球漆器」

角萬漆器

「盃 Sakazuki」
琉球王国時代に使用されていた漆塗りの盃
がモチーフとなったカップ。

琉球王国時代から儀式や神事などで使われていた琉球漆器は、14~15世紀に中国からその技術が伝わったともいわれている。デイゴなどの木地に、漆を塗り乾燥させ、また塗り重ねるという丁寧な工程を経て作られる漆器は、繊細かつ骨太な風情をたずさえている。

【写真】「盃 Sakazuki」
琉球王国時代に使用されていた漆塗りの盃がモチーフとなったカップ。

角萬漆器

「香合」
ユウナの花の堆錦が美しい。アクセサリー入れにも。

さらに、堆錦(ついきん)や蒔絵(まきえ)を施した姿は、まさに芸術品。ハイビスカスやゴーヤーなど沖縄らしいデザインも魅力的で、琉球漆器を象徴する朱色は、かつての華やかな首里城を彷彿とさせる。今回は、創業120年以上という琉球漆器の老舗「角萬漆器(かくまんしっき)」代表取締役の嘉手納豪さんに話をうかがった。

【写真】「香合」
ユウナの花の堆錦が美しい。アクセサリー入れにも。

角萬漆器

蒔絵(まきえ)を施す角萬漆器の職人の技

「漆を乾燥させるには、22~25℃の気温と70~80%の湿度が最適。この点からも、沖縄は漆器作りに適した土地だといえます。琉球王国時代から中国への献上品にするなど、国を代表する工芸品として大切にされてきた琉球漆器は、沖縄が誇る文化の一つ。継承していくためにも、今後は工房見学やイベントなどを通じて、琉球漆器を身近に感じてもらえるようにしていきたいです。」

【写真】蒔絵(まきえ)を施す角萬漆器の職人の技

角萬漆器

2022年11月に移転したばかりの角萬漆器のショップ。
首里城公園のすぐ近くにある。

角萬漆器ではショップに併設して「CAFE角萬」をオープン。ここでは、琉球漆器で沖縄のお茶やお菓子が楽しめる。漆器は作りが丈夫で扱いやすく、日常使いにもおすすめなのだと嘉手納さんはいう。

【写真】2022年11月に移転したばかりの角萬漆器のショップ。
首里城公園のすぐ近くにある。

角萬漆器

テーブルやイスにも漆が施された「CAFE角萬」。
目線の先には絶景が広がる。

「琉球漆器は、ハレの日に使用する特別なものというイメージがありますが、軽くて手になじみもよく使いやすい。まずはこのカフェで漆器に触れていただき、魅力を知ってもらいたいですね。」

【写真】テーブルやイスにも漆が施された「CAFE角萬」。
目線の先には絶景が広がる。

角萬漆器

【住所】沖縄県那覇市首里山川町1-54-1

【電話】098-943-3810

【営業時間】10:00~18:00

【カフェ】11:00~17:00

【定休日】日曜日

【駐車場】3台

【アクセス】ゆいレール首里駅から徒歩15分

【HP】https://kakuman.jp

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