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自由なデザインと豊かな色彩が魅力的な「首里織」

首里織

「パスケース」
首里染織館suikaraのショップや、国際通りにある「てんぶす那覇」2Fの「那覇市伝統工芸館」などで購入できる。

首里織とは、琉球王国時代に王族や士族などの高貴な人々がまとった織物。透けて見える絽織と花織の組み合わせが繊細な「首里花倉織」をはじめ「首里花織」や「首里道屯(ロートン)織」など、織りの種類が豊富なのも特徴のひとつだ。また、その色彩の華やかさは、かつて貿易で物が行き交っていた琉球だからこそ生まれたもの。首里織は、中国やアジアの影響を受けつつ独自の文化を築いた、琉球王国ならではの織物といえるだろう。

【写真】「パスケース」
首里染織館suikaraのショップや、国際通りにある「てんぶす那覇」2Fの「那覇市伝統工芸館」などで購入できる。

首里織

首里織の原材料には絹、綿、麻などが使われ、
染料は琉球藍やフクギ、テカチ、イタジイなどの植物染料のほか、布の用途によっては化学染料も用いられる。

太平洋戦争などを乗り越え受け継がれた首里織は今、現代の職人の取り組みによって新たな世界観を生み出そうとしている。今回はそんな現代の首里織職人を牽引するSui.Sai(すいさい)のメンバー、比嘉浩子さんと大城孝美さんにお話しをうかがった。
「Sui.Saiは、那覇伝統織物協同組合の職人で結成されたユニットです。反物や帯はどうしても高価になりがちなので、手織りのショールやバッグ、小物などの日常使いできて購入しやすい商品を作ることで、皆さんに首里織をもっと知ってもらいたいと考えています。」

【写真】首里織の原材料には絹、綿、麻などが使われ、染料は琉球藍やフクギ、テカチ、イタジイなどの植物染料のほか、布の用途によっては化学染料も用いられる。

首里織

首里染織館では職人の育成も行っている。
未来の首里織職人はここから羽ばたいていく。

そんなSui.Saiでは、毎年テーマを決めて新商品を発表している。そこには、伝統工芸の首里織で、現代の日常を彩りたいという想いがあるのだという。

【写真】首里染織館では職人の育成も行っている。
未来の首里織職人はここから羽ばたいていく。

首里織

2022年4月にオープンした「首里染織館suikara」。
1Fにはショップが併設され、首里織の機織りも体験できる。
(4,400円/所要時間:約1時間)

「2021年は名刺入れ、2022年はパスケースを発表しました。首里織と革をコラボしていますが、革の色味にもこだわって、織布と組み合わせています。首里織って、デザインも色も自由なんですよ。首里織ならではの色や柄の多彩さも楽しみながら、愛用してもらえるとうれしいです。」

【写真】2022年4月にオープンした「首里染織館suikara」。
1Fにはショップが併設され、首里織の機織りも体験できる。(4,400円/所要時間:約1時間)

首里染織館suikara

【住所】沖縄県那覇市首里当蔵町2-16

【電話】098-917-6030

【営業時間】11:00~18:00

【定休日】火曜日、年末年始、旧盆最終日

【駐車場】あり

【アクセス】ゆいレール首里駅から徒歩約7分

【HP】https://suikara.ryukyu

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