

日田市は大分県西部にあり、福岡県・熊本県との県境に位置しています。日本の風情ある建物や古い町並みが残る日田市には、温泉はもちろん、自然豊かなスポットなど多くの魅力が集まっています。
今回「ソラシドの森」が誕生した中津江村は、熊本空港から車で約70分の山間部にあり、かつて東洋一の金産出量を誇った鯛生(たいお)金山のある村です。
ソラシドエアでは、持続可能な社会をつくるために地域の環境を守り次の世代につなげる活動をしています。今回はその活動の一環として、大分県日田市中津江村で林業を営む田島山業株式会社と連携し、0.98ヘクタールの「ソラシドの森」が誕生しました。
2024年4月26日(金)に、田島山業とソラシドエアの役員など関係者41名が参加して植樹祭を開催しました。「ソラシドの森」の内、およそ0.1ヘクタールに地元日田市のキヨタキナーセリー社で育てられた、大分県推奨品種として知られるシャカインスギの苗木など約300本を植樹しました。シャカインスギは他の杉の品種と比べて花粉の量が少なく、この地域でよく植栽されている杉の品種です。
2024年12月3日(火)には、田島山業とソラシドエア社員で「下刈り」を実施しました。
雑草木を放置すると、その雑草木に日光や水分を奪われ、目的の樹木の成長に必要な養分が少なくなってしまいます。樹木の成長を促すために、定期的な「下刈り」が必要です。
先日の植樹祭で植えた樹木の成長のために、参加者全員で黙々と汗をかきながら下刈りを行いました。
下刈り翌日の2024年12月4日(水)には、アプリを利用した生物多様性調査を実施しました。
今回は第1回目の調査として、AIが生物の判定をするアプリを利用し、ソラシドの森に生息している動植物の発見・撮影を行いました。約1時間かけて、100種近くの生物を発見することができました。
ソラシドの森では今後も定期的に調査を行い、森全体の健全な生物多様性の保全にも努めます。
「ソラシドの森」では、10年間育林作業を行ってまいります。今後も定期的な下刈り作業を実施するほか、環境省が中心となって取り組んでいる「ネイチャーポジティブ(自然再興)」の実現に向けて、脱炭素・生物多様性保全に向けた取り組みを行います。
また、「ソラシドの森」の運営を通じて、幅広い分野で地域社会と相互に協力してまいります。